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出てきた「チェキ」のフィルムを、振っても、何の意味もありません

ここのところ、二次会の撮影が多いです。

二次会といえば、
「受付を済ませたゲストが、その次に、チェキを撮る」
というのが、ほぼ6割くらい行なわれています。つまり、「定番」ということです。

世の中がほぼ完全「デジタル写真」に変わっている今でも、この「二次会パーティ」でのチェキの需要があるため、フジフィルムではチェキを作り続けています。二次会でだけ、フィルム写真が生き残っているって、ちょっと不思議な感じがします。

ところで、先日の二次会で、チェキを撮影してもらって、フィルムをもらった人が、「フィルムを振っている」様子を見て、「振っても意味ないんですよ」と教えてあげたら、すっごい、びっくりしていました。


というわけで、過去にも2度ほど、この「チェキは振るものである都市伝説」に関して解説したことがあるのですが、さきほどのお客様に「詳細はうちの事務所のブログを読んでください」と約束してしまったので、ここであらためて、まとめてご説明します。

sa (68)


撮影したチェキのフィルムを受け取った人の98%が、「チェキを振ります」。


sa (86)

この写真では一瞬を止めて切り取っているため、わかりにくいですが、実際は、必死に振っている場面です。


sa (54)

この写真では、奥の人は必死に振っていて、手前の人は「お、絵が出てきたなあ」と見ているところです。


さて、この「チェキを振る」という行動、ほぼ全員が自然とやってしまう行動なのですが、でも、これ、私にはなんとも理解できません。

以前、ポラロイド(ポラロイドフィルムの会社)の人と、フジフィルム(チェキを作っているメーカー)の人に聞いたことがあります。

「今のチェキってさ、振ると、なんか意味があるの?」
「いいえ、何もないです」
「じゃあ、なんでみんな振るの?」
「なんででしょうね?」
「専門家でも意味がわかんないの?」
「はい、私たちも不思議なんです」
・・・・・・

二次会の場面で、何度か、実際に振っている人に話を聞いたことがあるんですが、
「振ると、写真画像が早く出てくるんじゃないんですか?」
「いや、なんか、自然と、無意識のうちに振ってました」
という感じの答えでした。


いちおう写真の専門家として、この不思議な現象の理由を考えてみました。

1.「昔のポラロイドの頃の習慣が残っている」
デジタル化が進み、もう、プロの現場でも、ポラロイドを使うことは皆無になりました。
その「ポラロイド」ですが、私たちプロは、以前、よく使っていました。

490.jpg

ポラロイドは、この写真のように、「カメラから出てきた後に、表の紙を引き剥がす」ということをしていました。
これは、この紙と写真の間に、現像用の薬品が入っていて、カメラから出た後に、しばらく、その「薬品」の「化学変化」を起させて、写真画像を浮き上がらせ、その化学変化(=現像)が終わると、表の紙をはがして捨てていたのです。
※写真借用 「写影堂」様 http://www.oimatsu-cho.gr.jp/shaeido/item/1194519463/magnify6.shtml

これは液体の化学薬品による変化のため、表の紙をはがした直後の「ポラロイド写真」は、表面が濡れていました。
このため、「ベタベタのままでは困るから、早く乾かして、みんなに見せられる状態にしよう」ということで、よく、振りました。これは、団扇を振って風を起す原理と同じです。

要するに「乾かすために振っていた」ということです。

ですから、我々のような、「昔、ポラロイドフィルムを振っていたオヤジカメラマンたち」が、「昔の習慣で、今でも振ってしまう」というのはわかります。

さて、今のチェキなんですが、上で紹介した「ポラロイドフィルム」とは方式が違います。「紙をはがす」という行為が不要な構造になっています。

チェキは、手に持ったことがある人ならおわかりですが、普通の写真のプリントと比較して、少し「厚い」です。
これは、「1枚の紙」ではなく、実は「2枚の紙がくっついたもの」と考えてください。
そして、この写真を見てください。

sa (64)

チェキは写真の下部に幅2センチくらいの白い部分があります。これは、皆さん、「メッセージを書く部分でしょ?」とお思いですが、この白い部分には実は「メッセージを書く」というだけではない意味があります。
実は、この部分には、写真撮影前には「薬液」が封入されていまして、チェキで写真が撮影されたあと、数秒間かけて、徐々に上に持ち上がってくるわけですが、この時に、実は、使い終わり間際の、ハミガキのチューブを搾り出すがごとき、「薬液が、破れて、写真全体に広がり、そこから、写真現像の化学変化が開始される」という意味があるのです。

ですから、チェキは、カメラ本体から出てくる際、ウィーンと、「搾り出すようにゆっくりと上にあがってくる」わけです。
この時に、気が短い人が、よく、「早く出てこないかな」と、引っ張る人がいますが、それは「薬液を均一に広げるのを阻害します」から、おやめ下さい。

こうやって、「薬液がまぶされたフィルム」が「化学変化」を起し、ゆっくりと時間をかけて、「写真画像」を浮き上がらせるのです。1枚の写真の、「内部」で起きている変化のため、あとから、紙をはがす行為は不要です。

そして、この時間に、皆さんは、「早く写真が出て来い」と「必死にチェキを振る」わけです。

以前、都市伝説を解明するテレビ番組で、このことが扱われたことがあります。番組内では実験として、筋肉ムキムキの腕力自慢の人に、「思いっきり、めちゃくちゃに振ってもらう」ということをやってました。結果的には「現像ムラ」が発生し、汚い写真になってしまいました。そうなんです、ゆっくりと安定した化学変化をさせないといけない場面で、それを乱すような「振る」という行為はいけないのです。

どうか、皆さん、じっと、そのままにして、お待ち下さい。

なお、昔、寒い場所でポラロイドを撮った時は、「気温が低いと化学変化が遅くなる」ということで、早く写真を見たい我々は、「両手でポラロイドをはさんで温める」という、木下藤吉郎みたいなことをしていました。化学変化なので、気温が高いと早く写真が現れるのです。
今のチェキに関しては、あまり、気温は関係ないようで、冬の極寒の北海道の屋外とかでなく、普通の、人が生活している室内であれば、一定の時間で現像されるようです。

ただ、まあ、「チェキを振る」という行為に関しては、「早く絵が出て来い」という意味だけではなく、「時間をもてあましているから」という、今のスピード社会の人たちの「せっかち」な気持ちの表れかもしれません。ある意味、貧乏ゆすりと同じかもしれません。

それにしても、ポラロイドを実際に知っている、我々のような中高年が「振る」のならわかりますが、「物心ついた頃には、ポラロイドなんか、なくなってしまった」「ポラロイド写真を振って乾かしていた人たちを見たことがない」という、若い世代に、この「振る」という習慣が根付いていることがなんとも不思議ですねえ。
多くの二次会を見ていますが、中高年よりも若い世代のほうが、振る確率が高いですから。なんなんでしょう?

この前なんか、新郎の4歳の甥っ子君が、チェキを振っていて、それを見て、ほんと驚きました。もしかして、DNA操作されてるのかもしれません。なんか、怖い~。


なお、http://fujifilm.jp/support/filmandcamera/download/pack/pdf/manual/ff_instaxmini7s_manual_001.pdf
これを見てください。チェキの使用説明書なんですが、ここにも「振らないで下さい」と書いてあります。

ですから皆さん。振らないで下さい。

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お勧め二次会会場シリーズ  渋谷 「神南軒」さん

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渋谷駅から徒歩5~6分。(道がすいていればもっと早く行けますが)
密集した繁華街の中、雑居ビルの8~9階にあります。

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入り口は9階にあり、8階の会場に行くには、中にある階段を使用して降ります。

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8階~9階~屋上は吹き抜け状態になっており、屋外の光も入ってきて、開放感があります。

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新郎新婦の入場も、この階段を下りてくるので、ドラマチックです。

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9階は、受付とクロークと「新郎新婦控室」として使います。

メイン会場となる8階部分はこんな感じ。
そんなに広いわけではないですが、柱がないため、どこからでも、メインテーブルが見やすいです。

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階段を上手に使うことで、高い位置から写真を撮ることができます。そのため、このように、集合写真も比較的容易に撮ることが可能です。

お店の構造が、二次会にちょうどいい感じでした。
ただ、壁の色が、白ではないため、フラッシュを光らせた場合、壁の色が被写体にかぶってしまい、イマイチ、きれいに撮影できないのが欠点です。

でも、料理もなかなかのものでしたし、ワイヤレスマイクの感度もよく、音響もしっかりしており、コディネートするスタッフ女性もきびきびとしていて、「いいところだなあ」というのが正直な感想です。この会場、お勧めします。(ビルのエレベーターも2台あるため、出入りにすごく混雑する、ということもありません)

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Author:中村ボンド
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